ボトックス注射は過剰な投与で副作用が現れる

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ボトックスの効果と注意

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ボトックス注射とは、天然のたんぱく質の一種であるボツリヌス菌が産生するボツリヌストキシンを製剤化したものを、注入することで効果を発揮する美容医療です。局所的に注入することで筋肉を収縮させる働きをするアセチルコリンの放出をボツリヌストキシンが阻害します。その結果、筋肉の収縮を抑制させて、しわを軽減させることができます。人は、楽しければ笑って口角が上がり目じりにしわができます。逆に起こっているのであれば眉間にしわが寄り、口は尖ります。これは感情に合わせて表情筋を変える信号を脳が送っているからです。アセチルコリンは神経と筋肉が交わる部分で、脳の信号に合わせて放出されます。脳から送られた筋肉を縮小させてくださいという合図をアセチルコリンが筋肉に直接伝えます。するとそれに合わせて筋肉が動いた結果、しわが所々に生まれてしまいます。ボツリヌストキシンはアセチルコリンの放出に関わるたんぱく質を遮断することで、脳からの情報が筋肉に伝達されなくなります。そうすると、顔に新しいしわができることを防ぐことができたり、しわを消したりできるのがボトックスの効果とメカニズムです。ただし、ボトックスの効果は永久的に続くものではありません。神経と筋肉の接合部分の情報伝達が遮断されても新しい神経が生まれるため、ボトックス注射の作用が継続する期間は数ヶ月から半年ほどだと考えられています。定期的にボトックス注射を行なうことでしわを少しずつ消していくことができて、若々しい肌を手に入れることができます。ただし、ボトックス注射を使用できない場合があります。全身性の筋肉の病気がある方や抗生物質や筋弛緩剤を使用している方、妊娠・授乳中の方と妊娠を希望している方はボトックス注射を使用することができません。妊娠に関しては、ボトックスが美容としての目的で用いられるようになってから日が浅いため、胎児や授乳中の子どもへの安全性が確立されていないため使用を禁止されています。そのため、妊娠を希望している方の場合でも最終投与から2回の月経が確認できるまで、男性は最終投与から少なくても3カ月は避妊をするようにしましょう。また、ボトックスは副作用が報告されています。まぶたが下がってくる感覚があることや、表情にこわばりを感じるような筋肉に関する副作用が確認されています。それに、かゆみや腫れ、ボトックス注射をした部分に痛みや内出血が現れたりといった副作用が起こる可能性があります。この副作用は、薬剤の使用量が多い場合に起こりやすいです。そのため時間の経過とともに、副作用は弱まっていきます。副作用が現れていることはボトックスが作用している証拠なので、体調など気になることがあれば、施術を受けた担当医に相談して下さい。ボトックス注射のメカニズムを知り、注意点や副作用をしっかりと把握してしわの悩みを解決しましょう。